MASK TAROT 「 柴田景子仮面展 あなたの顔はどこにあるの? 」
2004.4.20tue-28wed Bar & Gallery ちめんかのや


CHIMENKANOYA
http://0505.net/cmk/
4.24 sat MASK LIVE 出演:桐谷さん、犬吠埼ヂルさん、別所るみ子さん
4.28 wed MASK JAZZ LIVE 出演:鈴木佳行&ヘビードリンカーズ
タロットカード。大アルカナは、22枚の神秘的な図像から成る。
謎めいて、象徴的なタロットカードの寓像をダンサーが柴田景子
の衣装を身に付け、それぞれのシュチエーションでポーズをとる。
季節を選び、場所を選びすべての撮影に5年の年月がかかっている。
「陰者」や「死神」の絵は、まるで宗教画のようだと思いながら
他のカードと見比べてはみたものの、他のカードはまた違った魅力
を放ち、 柴田ならではのエロティックで過激な衣装や背景 そこに
置かれる小さなアイテムなどに眼が奪われて、飽きない。
特に会場で眼を引いたのは、仮面である。22体の寓像とは別に22面
の仮面が一堂に会す。圧巻である。
このプロジェクトに仮面と身体が溶けあって、狂気が吹きでる
タロットカードをモチーフにした3つのダンスを観る。

桐谷果甫の「審判」、犬吠埼ヂルの「死神」、別所るみ子の「悪魔」
の3つである。
3人は、タイプの違った踊り手である。ブルーの生地のヴォリューム
に差がある衣装を身に着けた、緩やかながら締まりのある 桐谷の
「審判」のダンスに衣装とダンサーの関係を考えずにいられなかった。
「死神」は観る者が理解でき得る限り単純で象徴的な動きをした。
細い体で「悪魔」を表現した別所の衣装は、赤と黒の魅惑的な衣装。
スピードと大きな振りの身体表現が印象的である。
ダンサーの着ける仮面が印象づけるのは、「眼」であり、顔という
個性を隠し、そのパフォーマンスは、ますます会場の雰囲気を柴田
の世界に近付けた。
(敬称略) Motoko記 040513
〜ウェブギャラリーArt Support Lub レポート〜
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